第13回【令和6年度】 令和7年2月10日

第13回【令和6年度】 令和7年2月10日

 

令和7年2月10日(月)に、ダブルツリーbyヒルトン那覇首里城(那覇市)において、令和6年度第2回沖縄産学官協働人財育成円卓会議が開催されました。
本円卓会議は、平成25年12月に沖縄地域社会が抱える人材育成の問題の発掘、県内の経済成長に極めて重要なファクターとなる県内企業の活性化を牽引する人材の養成、沖縄21世紀ビジョンの達成を支えると共に世界に飛翔する人材の育成について産学官が連携して取り組むことを目的として設置されました。県内の高等教育機関、行政、企業・経済団体の55機関により構成され、昨年度(令和5年度)に10周年を迎えました。今回は、13回目の開催となります。

本会議の冒頭、開会の挨拶を西田議長が行いました。
続いて、沖縄からアジアへトビタテ!海外研修事業について、同ワーキンググループの山里絹子座長から、同事業の今年度の進捗と、寄附金募集の状況について報告が行われ、審議事項として、次年度の同プログラム(案)と、本事業の今後の課題と対応(案)について説明があり、当初の提案どおり了承されました。
続いて報告事項として、琉球大学地域連携推進機構の大森特命准教授から、令和7年1月20日に開設された動画配信システム「RICCA DX」についての報告がなされました。

挨拶する西田議長(琉球大学長)

事業説明する山里WG長
(琉球大学学長補佐)

説明する大森特命准教授(琉球大学)

 

次のプログラムとして意見交換を行い、前回の意見交換での議論「沖縄の人材確保」を更に深めることとし、具体的には、前回の議論の振り返りの中で、トピックを4つ提示し、
意見1:課題に対して前向きに取り組むような調整能力が必要
意見2:社会人基礎力として、考える力や当事者意識を持ち誠実に向き合う力が必要
意見3:沖縄愛を育てるような沖縄のことを学んでほしい
意見4:離職率への対策としてインターンシップが有効ではないか
それに関連するデータ(PIAAC)や資料について、企業(企業が求める人材像)や高等教育機関(各大学が実施する沖縄学及びインターンシップ)から説明を行い、その説明をもとに、円卓ごとに①単位互換による沖縄学の必修化、②企業が求める人材像、③インターンシップの在り方等、について意見交換(ワークショップ)を行いました。

PIAACの説明を行う琉球大学の
福治理事・副学長
企業が求める人材像を説明する
インタラクティブ(株)の臼井社長
企業が求める人材像を説明する
沖縄セルラー電話(株)の國吉常務
沖縄大学の沖縄学とインターンシップについて説明する山代学長 沖縄国際大学の沖縄学とインターンシップについて説明する安里学長 琉球大学の沖縄学について説明する金城学長補佐
琉球大学のインターンシップについて
説明する武田准教授

 

企業や経済界、行政、教育関係の団体から参加した36名が、各円卓に分かれ「高等教育機関に求める人材育成」について多角的な視点から活発な議論を行いました。
各円卓からの意見として、インターンシップの目的等を見直し就職支援について大学(教員も含む)が変わる必要があることや、沖縄学について沖縄の歴史・文化や平和の普遍性を深めることの重要性が出され、各大学が連携して「沖縄学」の単位が取得できるよう、単位互換について大学コンソーシアム沖縄で検討することとなりました。

【各円卓で議論する様子】

【各円卓の報告者】

沖縄大学 山代学長 沖縄国際大学 安里学長
沖縄工業高等専門学校 佐藤校長 沖縄キリスト教学院大学・短期大学 金学長
名桜大学 砂川学長 ワークショップ進行 和田琉球大学副理事・副学長

 

会を終え、参加の関係者から「円卓会議がやっと意義のあるものになってきて、参加が楽しみになってきた」とのお言葉をいただきました。
本円卓会議は今後も、地域の産業界や経済界、企業、自治体等と連携し、地域の人材育成に主体的に取り組んでまいります。

 

会議資料については準備中

 

 

円卓会議アーカイブ

沖縄からアジアへトビタテ!海外研修事業

子どもの居場所 ボランティアセンター